TheHandy2の充電の話

序文

先日より だんストアでのTheHandy2の取り扱いが始まりました。
まだお持ちでない方はぜひこちらで買って頂けると管理人がとても喜びます。
固定パーツなども一緒に買って頂けるとさらに喜びます。



さて、

TheHandy2はバッテリー内蔵型となりコードレス・スタンドアローンで使用が可能になりました。
充電は専用ケーブルではなく一般的なUSB Type-Cケーブルなので付属のケーブルを紛失しても安心です。
ただし、本体に充電器は付属していませんのでその点は注意が必要かもしれません。

ノルウェー公式の説明には「30W以上のUSB PD充電器を使え」と記載があります。
最低 30W、推奨は 65W充電器、そしてさらに
「HandyブランドのThe Fast Chargerという充電器を使えば最適なパフォーマンスを得られるぞ!」
ということのようです。パフォーマンスって具体的になんなんでしょうか。


TheFastChargerがどう優れているのかについては分かりませんが…
おそらくHandy2専用に設計されているんだと思います。
おそらく普通の65W充電器でしょう。

この記事ではTheHandy2に最適な充電器について考えていきたいと思います。
ではいきましょう。

そもそもUSB PDとは何か

何なんでしょうね。

USB PD(USB Power Delivery)とは?
USBの規格作成団体USB-IFにより規格された、USB Type-C端子に対応した国際標準の充電規格で、最大240Wの大きな電力の供給を行うことができます。
USB PDに対応した 充電器/ケーブル/機器 が揃っていれば、機器に最適な電圧を自動で選択して供給が出来ます。

従来USBからはおおよそ5W~15W程度の給電しか出来ませんでした。
5V固定であり最大電力も小さいため、電力消費の少ない機器の電源または充電にのみ使用できました。
(USB2.0だのUSB3.0だのGen2だの、USB BC1.2、Type-Cケーブルの場合のみ、などなど細かい話は色々ありますがここではざっくり)

USB PDが登場したことで、関係する機器全てがPD対応であれば 45Wや65Wなどの飛躍的に大きな電力で充電出来るようになりました。なお、QC(QuickCharge)だのSuperChargeだのVOOCだのTurboPowerだの、充電関連の機能名や規格名は多数存在していますがそれらとUSB PDは別の話です。


じゃあAnkerのPowerIQってのもPDに全く関係ないのかと言われると困るのですが…
まあ今は無視して大丈夫です。
「PPS対応!」
これも無視して大丈夫です。Handy2はPPS対応してないので。


また、色々な場所で散々言われていることなので諸兄はご存知とは思いますが、
USB Type-C端子を持ったケーブル全てがUSB PDに対応しているわけではない」という点は注意が必要です。
TypeA – TypeC のケーブルなどは当然PD非対応です。さもありなん。


Handy2にはどの充電器を使えば良い?

繰り返しとなりますが、公式の発表では 最低でもPD30Wの充電器と記載があります。

スマホなどの充電用で既にPD30W以上の充電器をお持ちの方はそれを使用すれば特に問題無いと思います。
充電器の裏面を見て15V⎓3A 45W / 20V⎓3.25A 65W などと記載がありますので確認してみてください。
ケーブルはHandy2に50cm程度のものが同梱されていますのでそれを使いましょう。


問題は 手元に充電器がない人ですが…

単純に出力数値が高いヤツのほうがいいのかな…

と感じている人が多いかと思います。

もちろん出力数値が高くて高性能/高機能な充電器を使うに越したことはないのですが、
その充電器をHandy2専用として購入するならば少々無駄が大きいです。

今手元に充電器が無いということは他に充電が必要な機器も無いと思います。
ブラウザゲームの為にハイスペックPCを買うようなものなので 少し待ってください。

じゃあどれを使えば良いのさ

実験

参考までに、管理人の手元にある充電器でHandy2の充電を試してみようと思います。

前提
・65W /45W / 30W のPD充電器を使用
・充電ケーブルはHandy2付属のType-Cケーブルを使用
・消費電力量が大きそうなのでHandy2 PROを使用
 スライダー速度はデフォルト値
・バッテリー残量は50-60%前後の状態
・Type-C対応の電力チェッカーで確認
 消費電力量/給電量というのは このチェッカーの表示のこと

登場人物

Handy2の状態

状態説明
①電源OFF電源未投入の状態
②電源ON電源を入れただけ
③電源ON 速度1000-100範囲を自動ストローク(速度100)
④電源ON 速度100 低負荷400g程度の重りをスライダーに固定して動作
⑤電源ON 速度100 高負荷900g程度の重りをスライダーに固定して動作

実験結果

いきなり結果です。

Handy2の状態別 充電器別 おおよその電力量表示値

状態30W45W65W
①電源OFF25W25W25W
②電源ON26-27W26-27W26-27W
③電源ON 速度10030-36W33-43W30-42W
④電源ON 速度100 低負荷32-38W35-43W34-48W
⑤電源ON 速度100 高負荷38W44W57W
速度100
57W 俺じゃなきゃ見逃しちゃうね


スライダー部分に重量物を固定して負荷を掛けない限り、どの充電器を使用しても同じというデータが採れました。
公式発表仕様ではHandy2の最大サポート重量は750gなので、900gは本来想定されていないレベルの負荷です。

30Wと45Wの充電器を使用し負荷を掛けた際は一時的にチェッカーの画面が消え、すぐに再点灯しました。
MAX出力を超える要求があった場合、充電器側で一時的に供給を止める仕様があるのかもしれません。
表の赤字は消灯前に確認できた表示で一番高い数値です。


高出力充電器の必要性について

さて、色々な状態・条件で充電を試してはみましたが、
そもそもHandy2を充電しながら使用する状態というのは 考える必要があるのでしょうか?

充電しながらということは、コンセントから充電器・Type-Cケーブルを経由してHandy2までが接続された状態です。
要はACアダプタで給電しながら使用している ということになります。

🤔

Handy1の時と同じだ、ね。


せっかくバッテリー内蔵でスタンドアローン動作が実現したにも関わらず、
充電/給電しながら使用するのはHandy2の使用方法として何か間違っている気がします。
※充電ケーブルを挿した状態でも動作はします。

Handy2に同梱されているケーブルも50cm程度と非常に短いので その距離で充電してくれということでしょう。
2,3mのType-Cケーブルが付属していたなら話は別ですが、
充電器から50cm以内で使用するのは少々現実的ではありません。


充電しながらの使用を考えないものとすると ①電源OFF時②電源ONしただけ の状態だけ考えれば良いということになります。
…となると、どの充電器を使用した場合でも同様に最大30W未満の表示だったので、
30W程度の出力が可能な充電器であれば Handy2の充電には全く支障はないと判断してしまってよいでしょう。


(おまけ)充電時間

TheHandy2はStandardとPROでバッテリーの容量が違います。
Standardは2,000mAh、PROは3,200mAhのバッテリーを搭載しています。

Onboarding App 上でバッテリー電圧を見てみると、フル充電時16.4Vと記載がありました。
Handy2 PROの場合3,200mAh(=3.2Ah)なので 約52Whのバッテリー
Handy2 Standardの場合2,000mAh(=2.0Ah)なので約33Whということのようです。

スライダーを動作させていない時の給電量についてはどの充電器でも変わらず25~27W程度だったので、バッテリー残量0%から100%フル充電まで掛かる時間は PROなら2時間、Standardなら 1.3時間 程度ということになります。

残念ながら単ポート140W出力の化物充電器を使用しても5倍速になることはありません。たぶん。
充電時に多少ロスすることも考慮して 使用する数時間前から計画的に充電をしておきましょう。

状態容量0%から100%充電まで
TheHandy2 PRO3,200mAh2時間
TheHandy2 Standard2,000mAh1.3時間


計画的に充電しておけば 使用中にバッテリーが切れるようなことはないはず…!


まとめ

・TheHandy2は充電しながら使用するものではないので、30W程度の充電器で十分
 高出力の充電器でも充電スピードが速くなることはありません。
 Handy2専用充電器なら30W程度のものでOK

・充電しながら使用したい人は65Wの充電器を使おう
 高負荷時にも間違いなく充電したい人は高出力充電器を。
 長いType-Cケーブルも必要だと思います。



下記はだんストアで扱っているオーム電機の充電器ですが、
30Wは売り切れてしまったので欲しい方はちょっと待っててください。

それでは。